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知らなきゃ損!洗髪の頻度・回数はどれぐらい?

髪や頭皮・毛穴の汚れや臭いを落とすために、洗髪をしますが、その頻度や回数はどれぐらいが理想なのでしょうか?

毎日洗う方もいれば、2日に1回。また1回の洗髪で、一度洗いの方がいれば、二度洗いの方もいます。

理容師は、男性がメインなので毎日洗髪し、二度洗いを推奨してはいます。しかし、その人のおかれる頭皮や髪の状況・タイプによっては、毎日二度洗いが逆に洗い過ぎになる場合もあります。

そのため、ここでは男性・女性のそれぞれのタイプ別に理想的な洗髪頻度・回数を探ってみたいと思います。

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理想的な洗髪頻度とは?

洗髪
洗髪頻度を色々な方に聞くと、皆さん多少の違いがあります。
男性の方は、ほぼ毎日髪を洗っていますが、女性の場合は毎日は洗わない人も多いようでした。

理想とする洗髪頻度はどのぐらいですか?とよく尋ねられるのですが、基本的に毎日洗っても良いという考え方です。
もちろん、頭皮や髪の状態は人によって違いますので、自分に適した洗髪頻度は違ってくることでしょう。

毎日洗髪しないとダメ?

頭皮が乾燥している人や髪がダメージを受けている人は、毎日洗髪してはダメなのでしょうか?

毎日洗うと頭皮の必要な皮脂までなくなってしまうから、毎日洗髪はしないでください。という情報も多く聞きますが、シャンプー剤を自分の合ったものを選べば、余分な皮脂は落としつつ、保湿は補ってくれます。

また、男性の場合でも頭皮に皮脂が多くても、毎日洗髪すると必要な皮脂まで落としすぎるので、毎日シャンプーはしなくて良い。汚れが気になるなら、湯シャンでフォローするという情報もあります。

こちらも自分の状況に合わせた洗浄力のあるシャンプーを選べば、毎日洗髪しても良いのです。
もちろん、朝も夜もシャンプー剤を使って洗髪するのは洗い過ぎで、そういった場合は朝に湯シャンをすれば良いでしょう。

一番ダメなのは、毎日洗髪する、しないに関わらず、自分の頭皮の状況に合わないシャンプー剤を使うことです。

タイプ別に適した洗髪頻度見つけることが大切なのです。

洗髪頻度のオススメをタイプ別に解説

洗髪する男女
基本的には自分にあったシャンプーを使って、洗い方にも注意しながら毎日洗髪するのを奨めています。
ただ、女性の場合は毎日ではなく、2日、3日に一度の割合で洗髪している方が多いようです。

男女問わず、頭皮の状態等で間隔を開けても良いタイプもありますので、それぞれの特徴と注意点を説明します。

毎日洗髪するタイプ
洗髪頻度が毎日したほうが良いタイプは、頭皮の皮脂が多くベタつきやすい、また仕事等によって汚れやすい環境にある方です。
皮脂が多いアブラ性の男性がほとんどだと思いますが、そんな方は毎日頭皮や髪を清潔にしておいてから就寝しなければなりません。

しかし、毎日洗髪するのは良いのですが、1日に何度も洗うのはいけません。
夜勤のある方は仕方がないのですが、一般的には夜1回だけにして、いわゆる朝シャンはしなうほうが良いのです。

美容師貴晃
美容師貴晃
ワンポイントアドバイス
夜洗っても朝起きた時には、もうすでにアブラが頭皮に浮いていますが、これをシャンプー剤で洗い落とさないほうが良いのです。
日常の生活でホコリや紫外線等の刺激から守るためにはある程度の皮脂や常在菌は必要なのですね。

夏などの皮脂や汗が多いと感じる時は、お湯だけですすぎ洗いするだけにしましょう。

毎日洗髪しなくて良いタイプ
洗髪頻度が毎日でなくても良いタイプは、髪や頭皮の油分が少なくて、乾燥頭皮の方です。
男性で乾燥頭皮の方は少ないのですが、女性は頭皮が乾燥している方が多く、さらに仕事等で汚れた環境にいない方は2~3日に1回の洗髪でも大丈夫です。

とはいえ、最近のシャンプーはアミノ酸系の頭皮や髪に優しいものが増えています。
乾燥頭皮タイプ等のシャンプー選びで間違わなければ、毎日の洗髪をしても大丈夫になっています。

女性は特に髪の匂いにも気を使うところですので、洗髪頻度は毎日でも安全なシャンプーを選べば良いでしょう。

洗髪頻度は、夏は毎日、冬は間隔を開けるなど、季節によっても自分の頭皮や髪の状態を見極めて調節することが大切です。
もちろん、使うシャンプーによっても変わってくるということは覚えておきましょう。

洗髪頻度・シャンプー剤が合わないデメリット

デメリット
洗髪頻度が自分の頭皮や髪の状態に合わないと、頭皮のバリア機能が崩れ、紫外線、ホコリ、ちり、ヘアカラー・パーマなどの外部刺激から守れなくなります。
そして様々な頭皮・髪のトラブルが発生し、放って置くと中々改善が難しくなってしまうのです。

どのようなトラブルが発生してしまうのでしょうか?

頭皮環境の悪化

髪を洗うのも大切ですが、洗髪(シャンプー)の目的は頭皮を洗って健康を保つことです。
しかし、洗髪頻度が多すぎたり、少なすぎたり、また間違ったシャンプー剤を使ったりすると頭皮環境が悪くなり、抜け毛・薄毛の原因にもありかねません。

女性の場合
女性は男性のように頭皮の皮脂過多ということはほとんどありません。
乾燥肌の方が多いと思います。

洗髪の頻度が多過ぎるのと、洗浄力の強いシャンプーを使うと、頭皮を守る油分・保湿が失われてしまいます。
その結果頭皮が荒れて、さらに乾燥してきます。

加齢ともに起こるボリュームダウンや抜け毛の増加をさらに助長する結果にもなるのです。
育毛剤を付けても頭皮に浸透しづらくもなります。

男性の場合
男性でも乾燥頭皮の方もおられますが、多くの頭皮を見てきた者としては、やはり圧倒的に皮脂が多い方がいます。
そのため、男性用のシャンプーは脂性用と普通・乾燥用の2種類が販売されています。

統計を取ると、圧倒的に脂性用が売れているようで、スカルプDなどは、その上の強い洗浄力のあるストロングタイプまで発売されています。

基本、男性の場合は朝夜の1日2回洗髪するのはNGですが、毎日洗うのをオススメしています。
ですので、洗髪頻度では問題なくても、シャンプー剤が合わない場合は、徐々に頭皮環境が悪化してきます。

洗浄力の強すぎるシャンプーで毎日洗髪する

これは、脂性の方であっても、気をつけないと頭皮が荒れてきます。
油分が良くとれて良いのではないかと思いかもしれませんが、取りすぎもよくありません。

脂性頭皮の場合ですが、年令によってはおこる頭皮トラブルが違ってくるのを実際に見ました。

以前、頭皮のアブラが薄毛の原因で悪者扱いにして、とにかく洗浄力の強いシャンプーが多く発売されましたよね。
その結果、同じシャンプーを使って違う頭皮トラブルが発生したのです。

それは年齢の差だと感じています。
若い年齢(35歳ぐらいまで)の場合、皮脂を取りすぎると、体が必要な皮脂を出そうとしてさらに脂性頭皮になりました。

皮脂は頭皮を守るために必要なので、取れば取るほど、自分を守るためにアブラを出すのですね。
特に高校生などの10代や20代前半の男性の場合は、さすがに若いので、自助能力が高いことから逆効果になってしまうようです。

40代50代といった年齢になると自助能力は高くないので、アブラを取りすぎると自分で補給できないため、使っていくうちに乾燥頭皮になり、赤い湿疹ができたりもします。

髪質が悪くなる

洗髪頻度が多い場合や、洗浄力が強すぎるシャンプー剤を使った場合、髪質も悪くなります。
具体的にはカサカサ・ゴワゴワになり、髪が広がって収まりがつかなくなります。
また、キューティクルが剥がれてしまうことで、切れ毛の原因にもなります。

フケとカユミ・炎症

洗髪の頻度を間違えるとフケが出やすくなります。

頻度が多くて皮脂を取りすぎると、若い人は自力で保湿をしようとして皮脂がかえって過剰になってしまいます。
その場合は、かさぶたがとれたようなネットリとした大きめのフケがでます。

洗髪頻度が少なく余分な皮脂が溜まり、頭皮や毛穴の汚れが多い場合もこのような大きめのフケが出たりします。
ひどい場合は、頭皮に炎症が現れ、脂漏性皮膚炎になる人もいます。

洗髪頻度が多い場合でも、ある程度の年齢になって自力で保湿できないようになっていると乾燥頭皮になってしまいます。
特に女性は頭皮の乾燥を助長してしまいます。そんな時は、カサカサした細かいフケが出るようになります。

自分に合わない洗髪頻度は、頭皮のバリア機能の低下を招きますので、その分外部の刺激を受けやすくなるのです。

育毛の妨げになる!

洗いすぎによる頭皮の乾燥等、洗髪による間違ったヘアケアが薄毛の原因の一つである。ということはよく耳にするのではないでしょうか。
しかし、これは少しニュアンスが違います。

正確には、「育毛の妨げになる」ということです。元々遺伝的に薄毛になりやすい人は、間違ったヘアケアで薄毛を進行させるということはあります。

しかし、直接の薄毛の原因ではありません。
直接の原因ではありませんが、頭皮環境が悪いままでは、髪の生成を促進する育毛にとってはマイナスになるのです。

育毛剤を付けたり、プロペシアを飲んだりの育毛の妨げにならないためには、洗髪によるヘアケアはとても大切なことなのですね。

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プロが教える正しい洗髪法の基本編

洗髪頻度を解説してきましたが、頭皮や髪のためには正しい洗髪方法で行われなければなりません。

自宅でのヘアケアの基本となる正しい洗髪方法をご紹介します。

ブラッシングをする
ブラッシングする女性
男性のショートヘアぐらいならブラッシングをしなくても大丈夫ですが、基本的にはブラッシングを行います。

ブラッシングの目的は髪についた汚れを浮かしておくことです。次のステップの予洗いもしっかりすることで、頭皮や・髪の汚れの7割は落とせると言われていますよ。

予洗い、すすぎ洗い
シャンプーが泡立ちやすいようにするためだけに髪を濡らすのが目的ではありません。

このすすぎ洗いの目的は髪・頭皮の汚れ、皮脂をしっかりと洗い落とすことでです。最後のすすぎ洗いで行うような、頭皮を揉み込むようにして洗い流すようしましょう。

ブラッシングと予洗いをしっかりとすれば、シャンプー剤が少なくて十分な泡立ちが得られるのです。

美容師貴晃
美容師貴晃
ワンポイントアドバイス
シャンプーはいくら頭皮に優しい成分で作られているといっても、やはり洗浄剤が入っています。アミノ酸系であっても、シャンプーを多く使うことは、少なからず負担にはなるのですね。

刺激はありますが、泡立たせた洗浄剤がなければ汚れも落とせません。そのために複数の洗浄剤は必要なのですが、できれば少ない量で洗髪したいのです。
少なければ良いといっても、十分な泡立ちがなければ汚れや余分な皮脂は落とせません。

一度目のシャンプー
洗髪は一度洗いなのか、二度洗いなのかは人によってやシャンプーの種類によって違いますが、当サイトでは頭皮に優しいアミノ酸系ノンシリコンシャンプーの使用を前提としていますので、二度洗いで説明します。

一度目も二度目も基本シャンプーは泡立ててから付けます。

手のひらでしっかりと泡立ててから頭皮と髪に満遍なく付けましょう。

シャンプー剤をそのまま頭皮に付けてはいけません。手のひらで泡立ててからでないと、まんべんなく髪・頭皮に上手く馴染めません。

なお、一度目の洗髪の目的は頭皮・髪の汚れや皮脂を浮かして洗い流すことです。
ですので、一度目のシャンプー剤は少なめにします。男性のショートヘアなら3分の1プッシュ、女性のロングなら推奨2プッシュと書かれているところを1プッシュで十分です。

そんなに少ないと泡立たないのではないですか? そんなに少ないと泡立たないのではないですか?
一度目は泡立ちが少なくても大丈夫! 一度目は泡立ちが少なくても大丈夫!

あくまで、一度目は汚れを浮かせて落とすだけで良いのです。
例えば、ワックスやスプレー、ミストを付けている場合でも、その整髪料を浮かせて落とすだけでいいのです。ですので、シャンプー剤は少なめにしますが、その量は自分で調整してください。

美容師貴晃
美容師貴晃
シャンプー剤はできれば少なくしたほうが良いのです。どんなに頭皮に優しいと言っても洗浄剤が入っていますので、使いすぎは少なからず頭皮に負担がかかります。
綺麗に汚れを落とすためには、洗浄剤や泡立て成分がどうしても必要なので、配合されているわけですね。

一度目は頭皮をマッサージしない
両手の平でシャンプーの泡を馴染ませ浮かすのが目的なので、頭皮を揉んだりのマッサージはしなくてよいです。

するのなら指の腹で軽く頭皮に這わす程度にし、髪のほうは軽く揉み洗いする程度です。

すすぎ洗い
一度目の洗髪が終われば、すすぎ洗いをします。ここでは泡が綺麗になくなる程度でかまいません。
二度目の洗髪
続いて二度目の洗髪です。

二度目は、汚れがほとんど取れていますので、シャンプー剤は思ったよりも少なくてすみます。量は一度目と同じか、それよりも少な目でも十分な泡が立ちますので調整してください。

美容師貴晃
美容師貴晃
実は洗髪は一度洗いよりも、二度洗いのほうがシャンプー剤が少なくてすむのではないかと思います。
一度目は泡立ちが物足らないぐらい少なめにしても、二度目は物凄く泡立ちが良いはずです。
一度洗いの人を見ると、泡立ちが悪いからと大量のシャンプー剤を使っている方も多いようです。
ショートヘアの男性が1度洗いで2プッシュも使わざるを得ないのは、使いすぎですよね。
頭皮をもみ込むように洗う
頭皮を揉むマッサージ
頭皮をゴシゴシ擦るのではなく、指の腹を使って頭皮だけを動かすように揉み込むようにマッサージしましょう。ということを良く聞きますよね。

方法としては、頭皮マッサージの正しいやり方と同じような動かし方で良いです。
ただ、後頭部や側頭部まで行うと時間が掛かり、頭皮に洗浄剤を長く付けたままになってしまうので、ゴシゴシ洗いでもかまいません。
この部分は薄毛にならない部位で比較的丈夫な頭皮になっているからです。

よくすすぐ
予洗いと同じくらいに十分に時間をかけてすすぎ洗いをします。シャンプー剤が残ると、頭皮トラブルの原因になります。

コンディショナー・トリートメントについて

髪にトリートメント
女性の頭皮場合は、洗髪後コンディショナーやトリートメントを付けるでしょう。
髪の毛の水分をしっかりと切ってから付けましょう。
ただし、頭皮用以外は基本的に頭皮には良くないので、髪の毛だけに付けるようにします。

コンディショナーはいわゆるリンスと言われるものです。
こちらはタンパク質を補給したりの成分は入っておらず、髪の内部に浸透させる成分ははいっていません。かみの表面に膜を貼れば十分ですので、塗布後すぐに洗い流します。

トリートメントは髪の内部のタンパク質を補ったりの成分が配合されていますので、こちらは3分から5分、場合によってはキャップをして髪の内部に浸透させます。
トリートメントも基本頭皮には付けないようにして、最後に洗い流します。

シャンプー剤は洗浄成分が優しいものに!

シャンプー
どんなに正しい洗髪法をしても、肝心のシャンプー剤の選び方がまちがっていれば、何の意味もなくなります。

市販のシャンプーには、今でも高級アルコール系で洗浄力の強いシャンプーがたくさん売られています。洗浄力が優しいアミノ酸系の洗浄成分を使ったシャンプーがおすすめです。
洗浄力の強いシャンプーを使うと必要な皮脂まで摂りすぎてしまい、髪や頭皮の潤いが失われてしまいます。

アミノ酸系ノンシリコンシャンプーがオススメですが、それでも洗浄力の強いアミノ酸系洗浄剤もあります。
泡立ちを助けるもの、洗浄力がやや強いもの、頭皮に負担を抑えるものといった複数のアミノ酸系洗浄剤をバランスよく配合し、また肌と同じ弱酸性のシャンプーは髪や頭皮に負担がかかりません。

まとめ

適切な洗髪頻度や回数は、人によって違い、これだという正解はありませんが、理想的な洗髪頻度はお分かりいただけたのではないでしょうか?

自分に合った洗髪頻度で行わないと、薄毛の悩む方の場合は他の育毛方法も無駄になってしまいます。健康的なハリ・コシ、艶のある髪を目指すために、今やっている洗髪頻度や使っているシャンプーを見直す必要があるかもしれません。

洗髪はヘアケアの基本です。洗髪の頻度、シャンプーの種類を変えただけで、フケやかゆみ、乾燥といった髪のトラブルやボリュームダウンの悩みが改善されたケースも多くあります。

いつまでも潤いのある健康な髪と頭皮を保つために、自分に合った洗髪頻度を見つけてみましょう。

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マスター圭介
ヘアサロン、フェイシャルエステサロンを経営しています。育毛・発毛にもチカラを入れていますので、髪のプロ視点での悩みの解消に役立つ情報をお届けします。