育毛剤・発毛剤の違いを理容師が解説!

髪が薄くなったので、まずは育毛剤を付けようと思っている人が大半だと思います。

色々な商品を買ってみたら、育毛剤ではなく、養毛剤やスカルプローションと書かれていて、どこにも育毛剤と書かれていない商品を見たことはないですか?

アレ?育毛剤を買ったのに、育毛スカルプローションと表示されている。育毛剤じゃないので、効果はないのじゃないのか?と思う方もいるでしょう。

また、発毛剤という言葉も良く聞きますよね。「日本で唯一の発毛剤」というフレーズを良く聞こえてきます。

それでは、育毛剤、発毛剤の違いとは何なのでしょうか?また、養毛剤、そしてスカルプローションと書かれている商品もあります。

全部同じようなものと思われる方もいるようですが、これにはちゃんとした意味があります。

ここでは、それぞれの違いについて説明しますので、購入する時の参考にしていただければと思います。

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育毛剤・発毛剤・その他の分類について

育毛剤とスカルプローションと発毛剤

薄毛に悩む方には、正直どちらでも良い、あまりこだわっていない方も多いかもしれませんが、基本的な分類について説明します。

医薬部外品が育毛剤、医薬品が発毛剤、その他は化粧品扱いに分類されるのが本当のところです。

しかし、医薬部外品以外の、分類では化粧品扱いになっている商品も、総じて頭皮ケアや髪の毛を育てるものなので分類的には育毛剤としても良いのではないかとも思うのですね。

発毛剤については、部類が医薬品になっている場合だけ名乗ることができるようです。

日本で唯一の発毛剤とCMで謳ってるリアップはほとんどの方は知っていると思います。スカルプDシリーズで有名な「アンファー」からメディカルミノキ5も発毛剤の部類になります。

医薬品になっている理由は、ミノキシジルが配合されているからです。

ミノキシジルは、飲む発毛剤として配合されているフィナステリド・デュタステリドと同様に、日本皮膚科学会ガイドラインにおける男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版において、男性型脱毛症には有用推奨度Aとなっています。

発毛剤とは?

リアップX5

発毛剤とは基本的に医薬品が配合されているものを指します。

圭介画像
マスター圭介

薬事法(旧薬機法)により、医薬品が入っていない商品は発毛剤とは表示できないはずですが、堂々と発毛剤と謳っている商品も見受けられます。

ネットの公式サイトでは、薬事法に配慮して公開していますが、送られてくるパンフレット等には発毛剤と書かれたりするんですよね。

さて、発毛剤には直接頭皮に塗布するタイプと服用するタイプがあります。

医薬品が入っていることで、発毛剤と名乗ることができるのですが、それはミノキシジルとフィナステリド、デュタステリドです。


出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

日本皮膚科学会による男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版では、A、B、C1、C2、Dの5段階で評価されています。

フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルがAランクで「強く勧められる」と評価されています。

2010年版では、フィナステリドとミノキシジルだけがAと評価されていましたが、2015年9月28日にデュタステリドがAGA医薬品として厚労省に正式認可されたことで、2017年版では、デュタステリドもAランクに評価されています。

日本で発毛剤して表示して良いのは、外用薬では、ミノキシジル配合の大正製薬から発売されているリアップと、アンファーから発売されているメディカルミノキ5のみです。

リアップは2008年から発売されていますので、発毛剤という概念ではなく、育毛剤としてよく名前が出ていましたが、正確には育毛剤ではなく「発毛剤」です。

そのため、育毛剤ランキングというくぐりでも、リアップが入っているのが現状のようです。

続いて内用薬では、フィナステリドとデュタステリド配合の錠剤です。

フィナステリド配合で、厚生労働省が認可しているのは、プロペシアとそのジェネリックであるファイザーが発毛剤といえるでしょう。

なお、デュタステリド配合の製剤は、「ザガーロ」がクリニックにて処方されています。

内服のミノキシジルタブレットは、AGA治療で使われていますが、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版ではD評価になっているのが気になりますね。

2010年版では、表示されていませんでしたが、2017年版では有用性がDで「行わないよう勧められる」になっています。

ミノキシジルは血管拡張剤として血流を促進する効果がありますが、服用することでより効果が高まるのではと思いますよね。そういった意味でもAGA医院では処方しているはずです。

ただ、外用薬としてのミノキシジルは頭皮だけに効果がありますが、内服することで、他の臓器にも血流が促進します。一見良いように思いますが、それがかえって負担になって様々なトラブルが発生する副作用の危険もあるのです。

私の友人にもオオサカ堂などから廉価な海外版を飲んでいる方もいますが、副作用の危険もあるため、D評価になっているのだと思います。

ただし、発毛の促進を考えた場合は外用薬より内服薬のほうが効果は高いはずですので、もし服用する場合は、AGA専門医のいるクリニックで血液検査をしながら服用することをおすすめします。

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育毛剤とは?

育毛剤(医薬部外品)

一番なじみがある育毛剤について、その効果や種類について解説したいと思います。

育毛剤は薬機法(旧薬事法)の分類では「医薬部外品」に当たるんです。厚生労働省認めた効能・効果は「緩和な作用」としてですが、認められた成分が、一定の濃度で配合されています。

当然、医薬部外品なので体に害となるものは配合されていません。

育毛剤のインターネット広告やパンフレットなどで、「髪が生える・増える」といった文言をよく見かけたりしますが、それは明らかな薬機法違反です。

育毛剤は、主に頭皮ケア成分が多く配合されていますので、どちらかといえば、治療とか改善とかでhなく、現状維持、薄毛予防的なことで使用するのが望ましいのではないかと思います。

管理人→実際たくさんの育毛剤を付けてきましたが、ハッキリとした改善効果はありませんでした。

加齢とともに薄毛のマイナス要素が徐々に増えてきますので、なんとか薄毛進行は遅くなっている、また現状維持をしている効果は感じています。

厚生労働省から認められている有効成分について

医薬部外品として認可がおりるためには、下記の成分が少なくとも1つ配合されていなければなりません。

有効成分について説明します。

センブリエキス(和漢植物エキス) センブリエキス(和漢植物エキス)
最もポピュラーな有効成分。
ほとんどの育毛剤に配合されています。
保湿作用があり、毛細血管の血流促進、他にも炎症を防ぐ効果もあり、育毛、養毛効果を有します。
グリチルリチン酸2K グリチルリチン酸2K
甘草(カンゾウ)抽出したエキスで、グリチルリチン酸ジカリウムと表記されることもあります。
頭皮の炎症やフケ、かゆみを抑える働きがあり、頭皮環境を正常にします。
また抗アレルギー作用もあることで、育毛剤や化粧品に広く用いられています。
ジフェンヒドラミンHCI ジフェンヒドラミンHCI
別名:塩酸ジフェンヒドラミン。
不快なカユミの原因であるヒスタミンの働きを抑制することで、頭皮の炎症やダメージをケアし、頭皮の環境を整えます。

なお、上記のセンブリエキス・グリチルリチン酸・ジフェンヒドラミンHCIは、3大有効成分と言われています。

パンテノール パンテノール
別名:パントテニルエチルエーテル
保湿力が高いビタミンB群の一種で、プロビタミンB5とも呼ばれています。

頭皮への保湿効果が高く、組織修復促進、抗炎症作用があります。また、毛母細胞を活性化させる効果作用もあるとされています。

セファランチン セファランチン
別名:タマサキツヅラフジアルカロイド
タマサキツヅラフジという植物の根からから抽出した天然成分で、抗アレルギー作用や血行不良を改善する作用があります。

円形脱毛症の治療に処方されることもある成分ですが、配合されている育毛剤は、最近ではほとんどありません。

日本皮膚化学会のガイドライン2010年版にて、評価がC2の「根拠がないので勧められない」となっていたからだと思います。2017年版では表示されていませんが、2010年版の影響なのかもしれません。

ニンジンエキス ニンジンエキス
オタネニンジン(朝鮮人参・高麗人参)から抽出した成分。

オタネニンジンに含まれるサポニンによって、血行促進や保湿など、髪の生成を促進する効果が認められています。また抗酸化・抗菌作用をもたらす作用もあるとされています。

ニンジンエキスは多くの育毛剤に配合されていますが、ほとんどは「その他の成分」として配合されていて、有効成分としてではありません。しかし、成分の配合量によっては、有効成分として認められます。

以上が、育毛剤としての厚生労働省認可の有効成分です。これらを配合し、かつ医薬部外品の承認申請において認可されなければ、医薬部外品として販売できません。

化粧品扱いについて

化粧品扱いのスカルプエッセンス

くぐり的には、髪の生成を助けるための商品なので、育毛剤として呼ばれていますが、正確には医薬品と医薬部外品以外は化粧品という扱いになります。

したがって、上記の有効成分が配合されていても、医薬部外品ではなく化粧品扱いのまま販売されているのも多くあるのです。

それらの商品は、養毛剤とか、スカルプエッセンス、頭皮料、頭皮美容液という名称になっています。

キャピキシルやピディオキシジルで有名なフィンジア、モンゴ流スカルプエッセンス、Deeper3Dなどは、医薬部外品ではありませんので、これらは化粧品扱いになります。

これらの商品はネットで評判で、実際に売られていて、育毛剤ランキングなどでも上位に表示されています。

育毛剤じゃないのに、育毛剤ランキングに載せるのはおかしいんじゃない?と思ったりしますが、まぁ頭皮や髪の毛のための商品なので、同じくくりろして、育毛剤と言ってもいいんじゃないかとも思います。

ですが、正確には違いますので、そのあたりは覚えておくと商品選びには役にたつはずです。

分類による効果の違いや副作用の可能性は?

M字ハゲ

医薬品、医薬部外品、化粧品というように分類が異なることは、効果の強さも違ってくるのでしょうか?

また、副作用の度合いも違ってくるのでしょうか?

医薬品の発毛剤は、医薬部外品の育毛剤や化粧品扱いのスカルプローション等よりも効果が高いような気がしますね。

効果的には、発毛剤>>育毛剤>>化粧品というのが基本だと思います。
そのような情報も多いですよね。

しかし、日本皮膚科学会のガイドラインでA評価されているフィナステリドとデュタステリドは、男性型脱毛症(AGA)に効力を発するものです。

もちろん、薄毛の原因が、男性ホルモンが関係している場合が最もおおいのですが、髪が薄くなる原因はそれだけではありません。

現に管理人はAGA遺伝子検査を受けたのですが、AGAのリスク判定は低でした。私の場合は、男性ホルモンとは違ったものが薄毛の原因のようでした。

まとめ

育毛剤、発毛剤、そして化粧品の違いをまとめてみましょう。

薬事法の分類では、医薬品(発毛剤)、医薬部外品(育毛剤)、化粧品(養毛剤やスカルプエッセンス)となります。

効果の強さは、発毛剤>>育毛剤>>化粧品というのが基本ですが、薄毛の原因は男性型脱毛症だけではないので、発毛剤が最もあなたに合うものだとはいえません。

ただ、医薬品の発毛剤は、医薬部外品や化粧品の製品と違って、副作用のリスクはあるということは知っておくといいでしょう。

育毛剤や化粧品扱いのスカルプエッセンス・養毛剤は、身体へ負担がかからないもので製造されています。

薄毛がまだ進行していない、予防のために、これ以上薄くならないようにといった方に向いているものという認識で、過度な期待は持たないで試してみるといいでしょう。

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