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育毛剤に副作用なし|男性・女性別に気になる成分を解析してみた

育毛剤に副作用はある?
薄毛男性
薄毛男性
最近、髪の毛が薄くなってきたので育毛剤を使ってみようと思っているのですが、副作用が心配…。

育毛剤については、その効果が一番気になるところでしょうが、せっかくお金を出して購入したのに、副作用があってはいやですよね。

理容の仕事をしているので、育毛剤についての質問もよく受けるのですが、結論から言うと日本で発売されている医薬部外品の育毛剤には副作用はほぼなしと言っていいでしょう。

10年以上前にはその刺激の強さから、かぶれたり、湿疹ができたりの副作用はありましたが、最近では頭皮に優しい成分だけで構成されています。過去5年間でかぶれたり、湿疹ができたりの副作用的なことは聞いたことがありません。

育毛剤の副作用がらみでお客様の話しを聞いていると、ミノキシジルのことだったりします。

ミノキシジルは医薬品になりますので、育毛剤と違って発毛剤に分類されるべきだと考えています。

発毛剤と育毛剤のくくりがややこしくて、それらをひっくるめて育毛剤と称してるところもありますが、当サイトでは、医薬品配合の製品を発毛剤とし、医薬部外品扱いの育毛剤と化粧品扱いの育毛剤(養毛剤)と分類して男性用と女性用それぞれを解析して説明しています。

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育毛剤には副作用はほぼなしの理由

まず育毛剤と発毛剤の違いでも書いていますが、当サイトでは医薬部外品扱いになっている製品を育毛剤としています。

医薬部外品の育毛剤

医薬部外品でも育毛ローションとか育毛エッセンスと表記されている製品もありますが、これらも育毛剤というくくりになります。
※キャピキシル配合のフィンジアやDeeper3Dは医薬部外品でもないので、化粧品扱いになり、分類的には養毛剤にするべきですが、副作用のリスクは育毛剤だけではなく、化粧品などにも起こりうることです。成分的にも同ランクとされることが多いので育毛剤の分類にしております。

医薬部外品の成分から見た副作用のリスク

医薬部外品扱いになるためには、厚生労働省が効果・効能を認めた成分を一定量配合しなければなりません。
その育毛効果効能が認められている成分を見てみましょう。

安全度
★1個=危険 ★5個=非常に安全

5種類のアミノ酸系・植物系洗浄成分

成分名 効能 安全度
センブリエキス 天然成分:保湿・血行促進作用 ★★★★☆
グリチルリチン酸ジカリウム
別名:グリチルリチン酸2K
天然成分:抗炎症・抗アレルギー作用
頭皮の炎症やフケ、かゆみを防ぐ
★★★★☆
ジフェンヒドラミンHCI
別名:塩酸ジフェンヒドラミン
化学物質の一種:抗炎症、かゆみの抑制 ★★★☆☆
パンテノール
パントテニルエチルエーテル
パントテン酸(ビタミンB5)による保湿作用、皮膚細胞の活性化 ★★★☆☆
セファランチン
別名:タマサキツヅラフジアルカロイド
天然成分:抗アレルギー・血流促進作用 ★★★★☆
酢酸DL-α-トコフェロール
別名:ビタミンE酢酸エステル
血行促進・抗酸化・抗炎症作用 ★★★★☆

これらの育毛有効成分が一定量配合され、厚生労働省から認可されたものが医薬部外品と表示される育毛剤です。

育毛初心者
育毛初心者
センブリエキスやグリチルリチン酸ジカリウムを配合している化粧品扱いの製品もよく見かけますけど、どうして医薬部外品じゃないんだろう?
育毛有効成分

これは、フィンジアというキャピキシル配合で有名なフィンジアという育毛剤の成分表ですが、センブリエキスやグリチルリチン酸2Kもしっかり入っています。ちなみにパントテニルエチルエーテルはパンテノールの一種のことです。

フィンジアは医薬部外品ではなく化粧品扱いになっています。
おそらく厚生労働省に認可申請していないのではと思いますね。認可を得るためには有効成分を一定量配合する必要があり、キャピキシルが主原料の製品では、その部分で配合バランスが崩れることになるのかもしれません。

医薬部外品のための成分を見ると、血行促進作用もありますが、抗炎症や保湿力がある、どちらかといえば頭皮ケアに優れた成分になります。

セファランチンやジフェンヒドラミンHCIは服用される場合もあり、その時は眠くなったり、口が渇くといったことがあるようですが、育毛剤として使用した場合には、頭皮の表面に付けるだけなので、このような副作用の心配はありません。
一部化学物質もありますが、天然成分が多いことから毒性、刺激性はほとんどなく副作用のリスクは極めて低いのではないでしょうか。

育毛剤に配合されている他の成分に副作用はある?

育毛剤の成分表

数多くの育毛剤が販売されていますが、よく配合されている成分やその育毛剤独自の成分など、また同じ成分でも配合バランスが違ったり、それぞれが特徴をもっています。

上記の画像はペルソナという育毛剤ですが、AGA遺伝子検査の結果を見てからそれぞれに合った育毛成分を配合した育毛剤が送られてくるシステムです。

マスター圭介は、左画像のAGAリスクがないと判定されたため、頭皮ケア成分が中心の育毛剤でした。右はAGAリスクが高かっった方の成分表で、ずいぶん数が違いますよね。

この画像に載っていいる成分以外にも、数えきれないほどたくさんの成分があるのですが、この2つの育毛成分表から分かってくるのは、AGAリスク判定の高い人には男性型脱毛症に効果があるとされる成分が入っていることです。

  • ビワ葉エキス
  • ヒオウギ抽出液
  • オウゴンエキス

一般的な育毛剤では、このような成分が男性型脱毛症(AGA)に有効ということで配合されています。

DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する効果があるとされていますが、その効果は非常に穏やかで、目立った改善は見込めないというのが現状だと思います。その分頭皮に悪影響を及ぼすこともなく、副作用もないといっていいでしょう。

マスター圭介
マスター圭介
DHTを抑制するには、やはりAGA治療薬として認可されているフィナステリドやデュタステリドを配合したプロペシアやザガーロにはかないませんし、ハッキリとした薄毛の改善が見られているのは確かなのです。

薬ということになりますので、その分、副作用のリスクも少なからずあるわけですね。

また頭皮ケア成分として多くの育毛剤に配合されている成分を見てみましょう。

海藻エキス、ボタンエキス、ニンジンエキス、イチョウエキス、ローズマリーエキス、クロレラエキス、ゴボウエキス、ジオウエキス、ニンニクエキス、マツエキス、サクラ葉抽出液

こういった成分がよく配合されています。

これらは天然成分で、保湿力が高くて抗菌・抗炎症作用、 血行促進作用がある成分がほとんどです。当然頭皮環境を整えるために必要なサポート成分ですので、副作用の心配は皆無といっていいでしょう。

とはいえ、どんな成分でもアレルギーによる皮膚炎などの副作用はゼロではありません。ですので使用中、赤味、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常があらわれた場合、合わないと感じたら使用を中止してください。

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育毛剤の副作用で気になる成分、男性と女性では違う?

成分表(エタノール・メントール・フェノキシエタノール

最近では、M-1育毛ミストやブブカゼロのようにアルコールフリーの育毛剤も出てきていますが、ほとんどの育毛剤にはアルコールが入っています。

エタノールや無水エタノールという成分表示はみたことあるのではないでしょうか?消毒とか清涼のためというのもありますが、エタノールや無水エタノールの役目は水と混ざり合わない成分を溶かす溶媒としての役割りがあるのです。育毛を阻害する可能性も指摘されているため、皮膚がエタノールに弱いと考えられる場合はアルコールフリーの育毛剤を試してみて下さい。

男性用育毛剤の場合

男性用でもノンアルコールや刺激の全くない育毛剤も発売されていますが、人気商品の中にはまだ刺激が強めのものがあります。
メントールやトウガラシエキス(トウガラシチンキ)が配合されている育毛剤ですね。その配合量にもよりますが、総じて皮膚への刺激が強い育毛剤になります。
最近の育毛剤で刺激が強めなのは、ナノアクションD、ナノインパクト100、フィンジアです。副作用の報告もきいたことがないぐらい安全とはいえ、さすがにかなり頭皮がカーっと熱くなったり、スーッとしますので女性向きではありません。

刺激の強い成分

右がフィンジア。左が安い育毛剤で人気のグローリン・ギガですが、エタノールが上位に表示され、トウガラシエキスも配合されていることから結構な刺激があるのは分かります。

私も肌は強くはないのですが、これら刺激の強い育毛剤を最初につけた時はかぶれないか心配でしたが、継続して付けてもも頭皮に炎症がおきたりの副作用はありませんでした。
しかし、肌が敏感な方や刺激があるのは嫌だなと思う方は男性であっても避けたほうが無難かもしれないですね。

女性用育毛剤の場合

女性用育毛剤の成分表

以前は男女兼用の育毛剤ばかりでしたが、近年女性専用の育毛剤もかなり増えてきました。それだけ女性の薄毛で悩む方が増えているということなのでしょう。
女性用の場合でもエタノールや無水エタノールを配合している育毛剤がありますが、成分表示では下位に表示されていることから配分量はごく少量ということが分かります。
女性は敏感な方が多いことから極力頭皮に負担をかけたくないという配慮がされているのです。

ただ、エタノールが合わないという女性の方もいますので、そのような方はエタノール不使用の育毛剤を使用すると副作用の心配もかなり軽減されるでしょう。

ルルシアの成分表

この画像は2つとも女性専用育毛剤ルルシアの成分表です。この育毛剤は女性の肌の状態によって2種類の育毛剤を発売しているのですね。それぞれ特徴がある成分を配合しているのですが、左の製品にはエタノールが配合されていません。

さて、上記の画像で赤線を引いているフェノキシエタノールも気になる成分ですよね。

フェノキシエタノールは防腐剤として配合されている成分です。以前はパラベンが使用されていたのですが、フェノキシエタノールの低使用量での処方が確立されたことで多くの製品で使われています。
敏感肌向けや自然派化粧品にも採用されているように副作用のリスクは低い成分です。

まとめ

育毛剤の副作用について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

医薬部外品として認可されている製品や化粧品扱いの育毛ローション(養毛剤)をひっくるめて育毛剤ということで副作用について説明しています。最近発売されている育毛剤の成分を見て、また実際に体験してみた限りでは、副作用はほぼないと考えられます。

もちろん、ここに掲載された成分以外にもたくさんの成分が育毛剤に配合されているわけですが、どんな成分であっても赤味が出たり、湿疹等アレルギー性の皮膚炎が出たりすることはありますので、その場合は使用を中止することをおすすめします。

刺激のない育毛剤が多くなっていますが、メントールやトウガラシエキスなど刺激の強い血行促進作用のある成分配合の育毛剤でも副作用のリスクは低いと思いますね。

なお当サイトで発毛剤の部類に入れている、ミノキシジル系やフィナステリド、デュタステリド配合の医薬品の製品の副作用のリスクについては別ページに掲載させていただきます。

 

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ABOUT ME
マスター圭介
ヘアサロン、フェイシャルエステサロンを経営しています。育毛・発毛にもチカラを入れていますので、髪のプロ視点での悩みの解消に役立つ情報をお届けします。