ツーブロックのショートカットが流行していますが、パーマをかけたメンズのバリエーションも豊富になってきています。ツーブロックというと若い年代の髪型と思うかもしれませんが、最近は50代の男性も増えていて違和感がなくっています。
今やカッコいいと評されるスタイルですが、髪質によっては横の髪が広がりキノコヘアーっぽくなってしまったり、すぐに刈り上げ部が生えてくるといった悩みも多い髪型です。ここでは、ツーブロックのショートカットをする時のおすすめスタイルやパーマありなしなどの覚えてほしいポイントを解説しています。
ツーブロックショートのパーマなしバージョン
ツーブロックショートカットのヘアでは、ほとんどの方がパーマをかけず、セット時はワックスやグリースを付けて整えています。
しかし、髪が硬い方やまっ直毛、サイドの髪が前へ生えている場合、短いツーブロックだと横に膨らんだり立ってしまって収まらないですよね。
初めてツーブロックをやってみようと思っている方は、仕上がりがとても不安です。短すぎたら横がはねてしまって変な髪型になってしまわないか・・・ですね。
そんな方におすすめのツーブロックのショートカットがこちらです。
サイドにツーブロックを施し、バックはツーブロックなしか少しだけかぶった程度です。
ツーブロックの下部刈り上げラインについて
ツーブロックの下部刈り上げラインは様々ですが、基本的には下記です。
最も多い刈り上げ部が赤のラインの部分。
前額髪際隅部からのラインです。
それに対して青ラインのように低めの刈り上げの場合もあり、もっと低く、もみあげ部だけ刈り上げた隠しツーブロックというのもあります。
サイドの張りが気になる方は、一般的な生え際隅部(前額髪際隅部)から分けた高さではなく、それよりも低めに分けてハサミで厚めに刈り上げます。しかも上部は1cm~1.5cm程度にすることで上部の髪が少し刈り上げにかぶっているという感じでも良いですね。
ハッキリとしたツーブロックではなくツーブロック風とも捉えられますが、まずはこういったところからスタートするのもありです。
最近のツーブロックは、内側を全てバリカンでとってしまうことが多いのですが、それだと横の張りが強くでて収まりづらい場合もありますので、ワックスやグリースを付けてセットが上手くできるようになるまではツーブロック風が良いと思います。
実際、このようなトップで5cm程度のツーブロック風ショートカットからスタートし、内側に5mmのバリカンを低めに入れてハサミで刈り上げ調整、そして今ではその内側はすべて5mmのバリカンにしている方もおられます。バックもハッキリとしたツーブロックになってますね。
ハッキリとしたツーブロック
極端に横が張らない方や、多少張っても整髪料を付ければ収まるので気にならない方は、ハッキリとしたツーブロックをはじめからやっても良いでしょう。
写真のように結構サイドが張ってしまう髪質もありますが、最近は全く違和感がなくなってるのが現状です。一時期はカツラをかぶっているようなヘアだというお年寄りもいましたが、今では芸能人も多くツーブロックをしているのを見ているので、当たり前の髪型になっています。
逆に今風でカッコいいと見ている人も増えているのですね。
ツーブロックショートにパーマやアイパーをかければセットが楽に!
ツーブロックのショートでは髪の毛が立ったり張ったりで収まりにくい人が多いのですが、そんな時はパーマやアイパー・アイロンパーマをかければセットが楽チンで、さらにオシャレ感がアップしますよ♪
ロッドで巻くパーマ
付ける液によっても違いますが、ロッドの太さによってカールの強さを決めます。髪が濡れている時が一番カールが強く、乾かすと伸びてくるのが特徴。
乾かす時にカールをかなり伸ばしたり、あまり伸ばさずにしたりのアレンジもやりやすいのがメリットです。水性のジェルなどをつければ結構クリクリの強めのカールのままということもできるのですね。
アイロンを使ったパーマ・アイパー
アイロン(コテ)を使ったパーマは髪が濡れている時はあまりかかっているように見えないけど、乾かすと徐々にカールが出てきたり、アイパーの場合は根元が折れてかかりが出てきます。
アイロンパーマとは、楕円形または丸いアイロンの熱をを利用してカールをつけるパーマです。
アイロンのことを一般の方はコテということばを使ったりしますね。
アイパーは平たいアイロンをつかって根元を寝かすこと。少し堅いイメージがありますが、ピシッと髪を寝かしつけてキメるにはうってつけです。
ロッドで巻くパーマとアイロンでかけるパーマの違いとは?
アイロンの方は乾かすと、最初に決めたスタイル通りに決まってきます。ドライヤーで乾かさず、自然に乾いてくるセットが決まってくるというのもメリットです。
一見こちらのほうがセットが楽ちん良いように思いますよね。しかし、一長一短あって、他のスタイルのアレンジがやり難い、できないというデメリットもあるのです。
その点ロッドで巻くパーマは、濡れている時はクリクリでも、乾くと伸びてくるので乾かし方次第でアレンジがしやすいのが特徴です。
パーマの持ちが良いのはどちら?
ロッドでまく一般的なパーマは多少髪が伸びても、毛先までパーマがかかっているので、アイロンパーマと持ちはほとんど同じですが、アイパーはあまり持ちがよくありません。
アイパーは髪の根元だけを利かして寝かせているので、髪が生えてくるとすぐに浮いてしまうのです。
持ちの面や、アレンジがやりやすいということで最近ではロッドパーマを推奨しています。
ツーブロックのショートカット、ビジネス向け6選
今までの経験上、ビジネス向けはパーマなしのほうになると思います。一部パーマをかける方もいますが、それは軽く流れる程度でドライヤーで乾かせばかけているのかどうか分からない程度のソフトなパーマです。
上記の写真のようにビジネス向けは、極端な薄い刈り上げはしません。3mm以下のバリカンで肌が青く見えるぐらいに薄くすると、より活動的ですが、ちょっとヤンチャなイメージにとらわれてしまうかもしれません。
下欄の右のヘアでバリカン5mmです。この方の場合はサイドの内側はすべてバリカンで取ってますが、全部ではなく上部分をハサミで刈り上げても良いでしょう。
トップの長さは上段左で10cm以上ありますが、最も収まりやすい長さは髪質によって多少違いますが、8cmぐらいが基本です。最も短い下欄の右で5cmです。
まとめ
ツーブロックのショートカット、ビジネス向けやメンズパーマについて解説しましたが、いかがでしょうか?
最近は、2mm以下の薄いバリカン、0.1mmといったバリカンも入れて活動的なツーブロックのショートカットも増えていますが、ビジネス向けでは5mmまでで、ハサミで刈り上げ、肌が青く透けて見えるほど薄く刈り上げないほうが良いです。
また、サイドはツーブロックですが、後ろバック部分はツーブロックにしないか、やっても少しかぶったツーブロック風にするほうが無難ではないでしょうか?
パーマについても、アイロンで行うパーマよりもロッドで巻くパーマのほうが、色々とアレンジもしやすいことや持ちも長いので、こちらをおすすめしています。ただし、ビジネス向けはソフトなパーマです。
初めてツーブロックする方はまずは無難なビジネス向けから始めてみてくださいね。