白髪・年齢髪

白髪が目立ちにくい髪型とは?理容師が教えるカットの工夫と白髪の活かし方

マスター銀鋏

白髪が増えてきたけれど、まだ白髪染めをするほどではない。

でも、鏡を見ると白髪が目立って気になる。

そんな方もいらっしゃると思います。

白髪を目立ちにくくする方法というと、白髪染めや白髪ぼかしを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、理容師として40年以上、お客様の髪を見てきた私からすると、髪型やカットの仕方を少し変えるだけで、白髪が目立ちにくくなる場合もあります。

特に、もみあげや耳の上などに白髪が多い方なら、サイドを短くすることで白髪を目立ちにくくすることがあります。

一方で、白髪が数本だけなら、無理に髪型を変える必要もありません。

その場合は、気になる部分だけを根元からカットすることもあります。

今回は、私が長年の理容師経験の中で行ってきた、白髪を目立ちにくくするカットの考え方と、白髪をそのまま活かす方法についてお話しします。

スポンサーリンク

白髪が目立ちにくい髪型は、サイドを短くすること

白髪が増えてきたけれど、まだ毛染めはしたくない。

そんな方の場合、私がまず考えることの一つが、サイドを短くするショートカットです。

髪を短くすれば、それだけ白髪の存在が目立ちにくくなる場合があります。

ただし、単純に「白髪が多いから短くすればいい」というわけではありません。

刈り上げる高さや髪の長さは、白髪の量だけで決めるのではなく、その方の顔立ちや骨格、全体のバランスを見て決めます。

短くすれば白髪が少なく見えるからといって、その人に似合わない髪型にしてしまっては意味がありません。

もみあげや耳の上に白髪が多い場合

白髪が目立ちやすい場所の一つが、もみあげや耳の上です。

このあたりに白髪が多い方の場合は、ツーブロックなどを利用して、下の部分を薄く刈り上げ、上の髪を少し長めに残して白髪の多い部分を目立ちにくくすることがあります。

また、サイドの刈り上げをかなり短くする場合もあります。

特にもみあげの白髪は、白く光って見えたり、髪が立って見えたりして、本人が気にされることがあります。

実際に、こんなやり取りをしたことがあります。

お客様
お客様

もみあげ、耳の上、すぐに生えてきて白髪が出てくるのが嫌だ

マスター銀鋏
マスター銀鋏

それなら、サイドをもっと短くしましょうか?

お客様
お客様

お願いします。特にもみあげの白髪が目立ってしかたがないのです

マスター銀鋏
マスター銀鋏

それでは、もみあげだけ0.1mmのバリカンを入れましょう

このように、お客様が特に気にしている場所を聞きながら、短さを調整することがあります。

白髪を目立ちにくくする髪型にはいろいろあります

サイドを短くする髪型にも、いろいろあります。

例えば、

  • ソフトモヒカン
  • スポーツ刈り
  • ツーブロック
  • フェードカット
  • バーバーヘア

などです。

ただし、これらの髪型が「白髪の人にはおすすめ」という意味ではありません。

白髪が少ない方なら、無理に短くする必要はなく、本人がやりたい髪型や好きな髪型でいいと私は思っています。

白髪を目立ちにくくすることだけを優先するのではなく、その人に似合うことのほうが大切だからです。

白髪の量によって、カットの仕方も変わります

同じ長さ、同じ髪型にしても、黒髪の方と白髪の多い方では、見た目の印象が少し違います。

私の経験では、白髪の方が髪全体が軽く見えることがあります。

そのため、黒髪のときと同じように梳きバサミでたくさん梳かなくてもよい場合があります。

もちろん、これも白髪の量や髪質などによって変わります。

「白髪が多いから、このカット」と決めつけるのではなく、その方の髪を見ながら調整しています。

白髪が数本だけなら、髪型を変える必要はありません

白髪が増えてきた方の中には、

「まだ数本しかないけれど、そこだけ目立って気になる」

という方もいます。

こういう場合は、髪型を変えたり、毛染めをしたりする必要はありません。

本人が気にされている場合に限って、私は気になる白髪を根元からカットすることがあります。

実際にこんな対応をしています

あるお客様との会話です。

お客様
お客様

前髪のここ、白髪が立ってくるし、2~3本だけだけど、目立って気になるなぁ

マスター銀鋏
マスター銀鋏

白髪は数本なので、目立つ前髪のところ、根元から切っておきましょうか?

お客様
お客様

抜いてもいいよ!

マスター銀鋏
マスター銀鋏

いや、抜かないほうがいいよ。根元から切るようにしましょう

お客様
お客様

じゃあ、それでお願いします

マスター銀鋏
マスター銀鋏

分かりました。頭頂部の後ろにも数本見えるので、これも根元からカットしておきますね

このように、ほんの数本であれば、気になる部分だけを根元からカットすることがあります。

ただし、これは本人が気になると言われた場合だけです。

私のほうから、

「白髪がありますから切っておきましょう」

とおすすめすることはありません。

白髪が数本あっても、本人が気にしていなければ、そのままでいいと思っています。

白髪を抜く人もいますが、私は根元から切る方法をおすすめしています

白髪が数本だけの場合、自分で白髪を抜いている方もいます。

中には、もう少し白髪が増えてきても、気になるものを1本ずつ抜いている方もいます。

しかし、白髪がかなり増えてくると、さすがに全部を抜くことは難しくなり、そこで諦める方もいます。

そういう方の中には、白髪が増えても毛染めはせず、自然なままにしている方もいます。

私自身は、気になる白髪が数本だけなら、抜くよりも根元からカットする方法をお客様にはおすすめしています。

「白髪を抜くとこうなる」といった医学的な話ではなく、あくまで理容師として、気になる数本に対して私がしている対応です。

白髪ぼかしをする場合は、髪の長さにも注意します

白髪を完全に隠すのではなく、白髪ぼかしを利用する方法もあります。

白髪ぼかしは、

  • 黒く染めすぎたくない
  • 白髪を少なく見せたい
  • 黄色みのある白髪をグレーっぽくしたい
  • 自然な感じにしたい

という方などに向いています。

白髪の量や色の状態によって、どの程度色をつけるかも変わります。

白髪ぼかしをするなら、短くしすぎないこともあります

白髪ぼかしをする場合、サイドをあまり短くしすぎると、染めた部分がなくなって白髪がすぐに出てきたように見えることがあります。

そのため、場合によっては少し厚めに刈り上げることをおすすめすることもあります。

一方で、非常に短い髪型が好みで、2週間に一度くらい散髪する方なら、0.1mmなどかなり短くする場合もあります。

つまり、ここでも「白髪があるからこの長さ」と決めているわけではありません。

白髪ぼかしをするのか、どれくらい短くしたいのか、どれくらいの頻度で散髪するのか。

そうしたことを考えながら決めています。

白髪を隠すだけでなく「活かす」という考え方もあります

白髪が増えてきたからといって、必ず隠さなければならないわけではありません。

最近は、白髪をそのまま活かして、自然な髪型にするという考え方もあります。

無理に染めず、今ある白髪を活かしながら、髪の長さやまとまりを整える方法です。

白髪は黒髪とは違った質感があるため、カットの仕方によっては、年齢を重ねた落ち着いた印象や、すっきりとした清潔感につながることもあります。

「白髪を隠す」のではなく、

「白髪があることを前提に、似合う髪型にする」

という考え方も一つの方法だと思います。

白髪に似合う髪型は、一人ひとり違います

ここが、今回の記事で一番お伝えしたいところです。

40年以上理容師をやってきましたが、私は、

「白髪の人は、この髪型にしたほうがいい」

という意識をはっきり持っているわけではありません。

白髪の出方も人によって違います。

サイドやもみあげに多い人もいれば、一部分にまとまって白髪が出ている人もいます。

さらに、

  • 骨格
  • 顔立ち
  • 髪質
  • 白髪の量
  • 白髪の出ている場所
  • 本人の好み
  • 仕事などの生活環境
  • 散髪する頻度

などによっても、似合う髪型やカットの方法は変わります。

だからこそ私は、お客様がどこを気にしているのかを聞き、そのときの髪の状態を見ながら、その人に合う方法を考えるようにしています。

少しふんわりした言い方になりますが、長年の経験と理容師としての感覚で臨機応変に対応しているというのが、一番近い表現かもしれません。

白髪が気になってきたら、まず理容師に相談してみてください

白髪が気になってきたからといって、すぐに白髪染めをする必要はありません。

白髪の量が少なければ、気になるところだけ根元からカットする方法もあります。

サイドやもみあげに白髪が多ければ、カットで目立ちにくくすることもできます。

白髪ぼかしを利用する方法もあります。

そして、白髪をそのまま活かすという選択肢もあります。

どの方法が合うのかは、その人によって違います。

「白髪が気になるけれど、どうしたらいいのかわからない」

という方は、理容師や美容師に相談してみるのも一つの方法です。

長年髪を見てきた理容師なら、白髪の量だけでなく、髪型や顔立ち、普段の生活なども含めて、一緒に考えてくれると思います。

まとめ|白髪を目立たせない方法は、髪型だけではありません

白髪が増えてきたとき、白髪を目立ちにくくする方法は、毛染めだけではありません。

今回ご紹介したように、

  • サイドを短くする
  • もみあげや耳の上を短くする
  • ツーブロックなどで白髪の多い部分を隠す
  • 気になる数本だけ根元からカットする
  • 白髪ぼかしを利用する
  • 白髪をそのまま活かす

など、いろいろな方法があります。

ただし、白髪の出方や髪質、顔立ち、好みなどは一人ひとり違います。

そのため、「白髪の人にはこの髪型」という正解があるわけではありません。

私自身、40年以上理容師を続けてきましたが、最終的にはお客様がどこを気にしているのかを聞き、その方に合わせてカットを考えることが大切だと思っています。

白髪が気になってきた方は、無理に隠すことだけを考えず、自分に合った方法を理容師と相談してみてはいかがでしょうか。

白髪が増えてきた理由や年代別の傾向を知りたい方はこちら

白髪は何歳から増える?理容師が見てきた年代別の傾向と白髪との付き合い方

白髪ぼかしについて詳しく知りたい方はこちら

白髪ぼかしとは?白髪染めとの違いや向いている人を理容師が解説

スポンサーリンク
ABOUT ME
マスター銀鋏
マスター銀鋏
ヘアーサロンマスター
理容師歴40年以上。長年ヘアサロンを経営し、多くのお客様の髪の悩みに向き合ってきました。 髪や頭皮、ヘアスタイルなどについて情報を発信しています。 ※当サイトでは、医療行為や診断・治療を行うものではありません。医薬品や治療などについては、医師・薬剤師などの専門家にご相談ください。
記事URLをコピーしました